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おれは洗脳されやすい人間だ

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ある頃から随分聞き分けの良い人間になった。
人の意見に耳を傾けるし「そんな見方もあるわけね」とちゃんと納得したりすることもしばしば。
むかしの事を思えば気が違ったとしか思えないが、そんなわけできっとわしは洗脳されやすい人間なのだ。
というのもTwitterだよ。
いろいろな人の話を読んでいると、これまで全然違うと思っていたことでも妙に納得してしまうことが増えた。
アーティストはTwitterなんぞやるものではないのかもしれん。
例えば映画の話。作品を貧弱な想像力とボキャブラリーで貶しているだけのやつはただのアホだが、それでも嫌いな作品というものがある。
わざわざ言うほどのことでもないから語る必要はないが、例えばある種の日本映画はかなり糞であると思っている。
で、映画が好きな人が書いたものを読むと、人は人なりに愛を持って映画に接しているからして、私が糞と思ってるような映画でも良いところを示されたり「そこが面白いところなんだよ」などと書かれると、ははあそういうものか、そう言われればそうかもしれない、もう一度見直してみようか等と思うわけである。
そんな感じでどんどん洗脳されていく。
もともと好きな映画のキャパが広すぎる私でありますが、これ以上嫌いな映画が減ってくると生存時間と鑑賞時間のバランスが崩れて死んでしまう。これはこれで危機感である。
そうこうしてると、別のつぶやきのなかで「~は糞である。であるからして自分は映画を作ったのだ」と断言する映画監督の素晴らしい一言でまたもやハタと目が醒める。
そういや音楽や絵だって仕事だって私にとってそうであった。その世界が好きで好きで憧れて入っていくような軟弱な玉ではないのである。糞だと思うからこそ自分がやらねば誰がやる、と勢いづくんじゃないか。
と、まあそんなわけで玉虫人間が如く考えがころころ変わったりする。
ツイッターなんぞをやってるとこのように人の意見に納得して洗脳されていくわけである。そこがおもしろいところでもあるわけだが。

“おれは洗脳されやすい人間だ” への2件の返信

  1. 私は影響されやすいところがあるかもしれませんが、見れる映画のキャパは広がりません。でもどっかで「死霊のはらわた」見たな。。。

  2. 相変わらず怖いのはだめっすか。最近の怖い映画は心底怖くて不快で酷いですよ。免疫なかったら卒倒するかも(笑)

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