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奴隷幼稚園軍隊

大手ゼネコン現場に入ると日本が見えるというお話。

普通の現場とゼネコン現場の違いというのは、まず大きな現場ってことで、労働者が1000人以上いたりします。
で、現場管理の決まり事がやたら多く、不自由で、朝も早よから強制的にラジオ体操があったりする、そういう現場を指します。

年々労働者を縛り付ける決まり事が厳しくなってきており、昔のような労働の喜びに満ちたそういう環境にはまったくありません。

基本的に「労働者はどいつもこいつも皆同じく馬鹿で餓鬼で奴隷」という考えに基づいて管理されているわけでして、奴隷に対する締め付け幼稚園児に対する基礎的教育軍隊方式の一律化の3原則で運営されます。

奴隷に対する締め付け

労働者は奴隷ですから、無茶苦茶にこき使ってもよろしい。
昔は労働に対する法律も守っていたようですが、最近はだんだんなし崩し的に順法精神はなくなっているようです。
例えば、昔は朝8時から5時が就労時間であり、8時の朝礼の後は午前の休憩と昼と午後の休憩があって、5時には皆のんきに退散していたのですが、昨今では朝7:30から6:00までが就労時間で、そのうち最初の一時間が強制朝礼です。で、法を誤魔化すために「就労は8:30から」という嘘の契約書にサインをさせるのです。悪徳です。

幼稚園児に対する基礎敵教育

教育のうち、問答無用でたたき込むことってのがあります。子供にはそういう教育もまあ必要でしょう。
労働者に対しても問答無用の決まり事が課せられます。しかしこちらは、理屈の通らない強制だったりします。
例えば「夏暑くても長袖を着なさい」というのがあります。これは、半袖では危険が伴う作業があるためです。それは道理が通ってます。しかし危険のない作業もあるわけで、そういう労働者にも強制するのは、奴隷として全員同じ扱いすべしという考え
に基づく問答無用教育のためです。それ以前に、危険な作業がある場合に長袖を着るのは労働者側の判断であり自己防衛であるはずなのです。強制されるような事柄じゃありません。
さらに「その長袖をうでまくりしてはならない」と発展します。確かに、危険を伴う作業でうでまくりしたら意味がないので道理が通っています。しかし危険でない人には無意味で守るべき決まり事ではありません。
さらに「朝礼時にも腕まくりは禁止」に至ってはどういうことでしょう?これは危険な作業とは無関係で、要するに幼稚園児の制服と同じ発想です。
そして制服とはいったい何でしょう。それは軍隊です。

軍隊方式で一律化

軍隊は規律と差別で出来ています。軍隊方式は沢山の人をまとめ上げるときに好んで使われる技法で、中には軍隊方式が大好きなんて人もいるんですね。これが。
理屈を問わず、決まりは決まり。理不尽だろうが何だろうが守りやがれ糞共。考えるな馬鹿共。生意気に腕まくりをしているそこのお前、ちょっと来い。何だ貴様は。どこの隊のものだ。生意気だ。ぼかっ。がすっ。おい貴様の隊長を呼んでこい。はっ。確かに我が隊の馬鹿者であります。貴様の小隊はたるんでおる。連帯責任で全員今夜は飯抜きだ。はっ。了解であります。おいお前のせいで飯抜きじゃねえかよ。ふざけやがってお前のせいだ。お前が悪い。ぼかっ。がすっ。
と、まあそのようなものですね。

奴隷幼稚園軍隊、ここではゼネコン現場の労働者について書きましたが、はて、よくよく考えたり観察してみてください。
これは、我が国そのものの縮図じゃございませんか。

“奴隷幼稚園軍隊” への2件の返信

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